第18話 台所の排水が河川を汚染する

 この食教育ブログを熱心に読んで下さる読者の皆さん、いつも貴重なコメントをありがとうございます。一つ一つに返信はしませんが、ご意見、ご感想は大いに参考にしています。さて、今日は・・

 台所から流される食べ残しや飲み残しは河川の水質を汚染する。工場から排出される産業排水が企業の努力でずいぶんきれいになったので、現在では東京湾、瀬戸内海、霞ケ浦や琵琶湖などの水質を汚染しているのは6割までが家庭から出る生活排水である。

 日常生活で排出される生活排水には有機物質が1人、1日にBOD値に換算して43グラム含まれている。その内、屎尿は未処理のままで河川に流すことは禁じられているが、台所の排水や風呂の湯などの雑排水は下水道が完備していない28%の地域では、そのまま河川や海洋に放流される。有機物質による水質汚染がBOD値で5ppm(水1リットルに5 ミリグラム)以上になれば魚が住めなくなる。

 台所から流される食べカスや飲み残しなどの有機物質は一人1日、BOD値に換算して17グラムあり、それをそのまま河川に流すと水質汚濁の大きな原因になり、下水道に流しても下水処理場での浄化に多くのエネルギーが必要になる。

 使用済みの天ぷら油、500ミリリットルを流しに捨てれば、それだけで100キロリットルもの河川の水が魚が住めなくなるまで汚染される。家庭の廃油は全国で年間20万トンもあるがほとんど回収されていない。油吸収材で固形に固めるか、紙や布にしみこませて燃えるごみにするのがよい。味噌汁をお椀に1杯、200ミリリットルを飲み残して捨てれば、1400リットルの水が汚れる。

 飲み残し、食べ残しを流しに捨てないようにして、ひどく汚れた食器は汚れを拭き取ってから洗うようにしたい。水切り用の袋を使って細かい調理屑を流さないようにするのも効果がある。食器洗いには合成洗剤を使わず、石鹸を使えば河川の小魚やプランクトンへの毒性は100分の1になる。

コメント(21)

油汚れはヌルヌルしてなかなか綺麗にならないので、キッチンペーパーで拭いてから洗っています。
そうしたら水洗いも短時間で済むと母から教わりました。そんな母はエコエコと言いながら、食器洗い機で洗浄。粉石けんと塩で洗うので、河川にも優しく、最低限の水、電気代もあまりかからないそうです。母の時間も有効利用で手荒れの心配もない!と、かなりなエコですよね♪ただ…父の財布にはNOエコですが(笑)

車や家電で「エコ」「エコ」と叫びながら
無理やり売りつけたり、
無駄な買い替えで「エコ」気分に浸るくらいなら
洗い物一つに気を使ってほしい物ですね。

排水が河川や海を汚していることは
なんとなく知っていましたが、
すこしなら・・・と思っていたのが
正直なところです。

今日から、意識して生活したいと思います。

小さな心がけですが、すごく大きなことに繫がる大事な心がけですね!

私もついつい水でながしてしまいがちです…

今後心がけて、気をつけようと思います。

自分くらいなんて考えてると
解決しない問題ですよね。

日々の心がけで自分たちの地球を守っていきたいと思います。
考えさせられるブログでした。。

生活排水が汚水の原因というのは結構前から言われてますね。
テレビでは企業の工場こそが悪者だなどと昔は言われていたような気がしますが最近はエコという言葉も流行ってきてある程度一般に浸透してきている気がします。

とはいえ人間怠ける者。
実行はなかなか難しいかもしれません。

自分の生活を振り返ってみると
どれほど自然を汚染していたんでしょう。
プランクトンに害を与えることは
すなわち食物連鎖に害を与えること・・・
改めて考え直しました。ありがとうございます。

汚れた食器は汚れを拭き取ってから洗うように。
食器洗いには合成洗剤を使わず、石鹸を使えば河川の小魚やプランクトンへの毒性は100分の1になる。

上記のことは知りませんでした。実行してこそですね。
大変勉強になりました。

家庭の生活排水が6割も占めているのですか!?
ちょっと衝撃的です。

洗剤の使用量なども関係してくるのでしょうか・・・・・

私も、普段は洗剤を使用しなくても済む
アクリルたわしを使っています。
洗剤も使わず、100均の毛糸1玉でいくつも作れるのでお勧めです。

テレビで何年か前にやっていた「地球号」?

埼玉県の川口か鳩ケ谷で川をきれいにする
プロジェクトやってました。

家庭用の排水をきれいにする液体を各家庭で作って
なんかやってたな・・・

うるおぼえですみません・・・

細かい調理屑は流さないよう配慮していますが、油を拭いたりとか皿の汚れを拭いてから洗う、ということはしておりませんでした。これから意識していきたいと思います。非常に参考になる記事をありがとうございました。

油は紙や布にしみこませて燃えるごみに捨てる、ひどく汚れた食器は汚れを拭き取ってから洗うことは、水質汚染防止のためにもなりますし、ゴシゴシ洗ったり何度も洗剤を使う手間も省けるので積極的に行っています。
これからも、継続していきたいと思います。

「男子台所に立つべからず」という、ありがたい母親
の教えをいまだに守っています。
従って、あまりコメントする資格はありませんが、ひ
どく汚れた食器は汚れを拭き取ってから洗うようにし
てほしいものです。

数年前に近所のどぶ川を再生するプロジェクトが行われ
その時に生活排水がどれだけ川を汚染しているか現状を知り
愕然としました。
意識すれば、毎日の生活スタイルも変化がみられます。
拭き取ったりなどのひと手間も、今では当たり前のように
行えています。
でもまだ、使用済みの油を流しにそのまま捨ててしまう方も
いらっしゃるようで残念です。

生活排水でそれだけの水が汚れるんですね。逆に考えれば、そんな環境になっても川で魚が生息していることに驚きを覚えますね。1人1人の心がけですね。

生活排水はそのまま流れているなんて知りませんでした。

主婦として、台所に立つ時間も多いし
もう少し考えながら洗い物などをしようと思います。

そうだったのですね。。。
もっと日常を意識して、人間も環境の一部であると意識して過ごしていきます。

工場などで汚染されているのかと思いきや、家庭での食べ残しや飲み残しが原因となっているのですね。
汚いお皿をふき取ることもなくそのまま洗い流していたことを反省します。

飲み残しや食べ残し、油などは流さないよう心がけていますが、なおいっそう心がけたいと思いました。

生活排水が河を汚し、自然を汚してしまっていることは、頭でわかっていても、実感することが少ないです。直接、自分が流したものが、河を汚しているように感じないところに恐さがあると思います。改めて、数字で示されると、はっとさせられます。お皿の汚れをふきとってから洗うことなどは、自然にも良く、洗うのも簡単ですので、それがみんなにとって当たり前の社会になるよう啓発してたいです。

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