食品としてのカロリーの30倍ものエネルギーを使って栽培するハウス野菜は別としても、肉牛や高級魚の飼育にも多くのエネルギーが使われる。
牛肉1キログラムを生産するには11キログラムの飼料穀物が必要であり、同様に豚肉なら7キログラム、鶏肉なら3キログラムであることはすでに話した。牛肉1キログラムの食品カロリーは2860キロカロリーであるが、その3.7倍の10700キロカロリーの飼料を牛に食べさせなければならない。鶏肉でも3.5倍のカロリーがある飼料穀物を食べさせて生産しているのである。
魚、1キログラムを海で漁獲するのに必要なエネルギーは漁船の燃料が3481キロカロリー、漁船や漁網の製造に使われたエネルギーが1239キロカロリー、合計して4720キロカロリーである。しかし、ブリなどを養殖すると、切り身1キログラムについて8キログラムの餌イワシや養殖設備の電力などが必要になるので、35300キロカロリーが必要になる。灯油に換算すれば4.4リットルになり、切り身の食品カロリー、2560キロカロリーの約14倍のエネルギーが使われたことになる。
養殖が増えたのは漁業資源の保護のためでもあるが、それよりも消費者がおいしい高級魚を安値で求めるからである。ウナギは97%が養殖になり,真鯛は84%、ブリは72%、フグも46%が養殖になっている。
冬の温室トマト、、霜降り牛肉、ウナギのかば焼き、尾頭付き鯛の塩焼きなど、今日ではそれほどの贅沢とは思わずに食べているが、その陰で多量の石油エネルギーが使われているから世界のエネルギー問題や地球環境保護に悪影響があるということを忘れないでほしい。


また、面白い視点で書かれていたので、楽しく読ませていただきました。
食物連鎖とは違うエネルギー連鎖とでも言うのでしょうか。
日本列島で化石燃料を使用しないで、生存して
いける人口は3千万人前後であると聞いたこと
があります。
根本的に生活の在り方を変え、そしてその上で、
地球にやさし新エネルギーを作り出さないといけ
ませんね。
日本列島で化石燃料を使用しないで、生存して
いける人口は3千万人前後であると聞いたこと
があります。
根本的に生活の在り方を変え、そしてその上で、
地球にやさし新エネルギーを作り出さないといけ
ませんね。
なんか、食べること一つ一つ考えさせらることがおおいんですね・・・
安いからいいやと、食べきれずに無駄にしていたものも
背景にこれだけのエネルギーを消費していたと知って驚きました。
根底から考え方を変えないといけませんね。
なにやら悪循環ですね。
どの段階で予防策をとればいいのか難しいところです。
おいしいものを食べたいのは確かですが破滅を見据えてまで続けたくはないですし。考えさせられます。
美食がゆえに石油エネルギーを消費していることは考えさせられます。もう少し、地球環境を考えていかないと取り返しのつかない未来が待っているような気がしてなりませんね。
養殖もの方がエネルギーを多く消費する。考えさせられます。