給食施設の"すぐれもの"

今週は、2年生の大半が栄養士免許取得のための学外実習に出かけています。学外実習の受け入れ先は、病院、特別養護老人ホーム、保育園など、ある一定食数(1100食または1250食)以上の食事を提供する"特定給食施設"、いわゆる給食施設です。

私たちが学生の頃は、栄養指導実習という科目名で4単位(4週間:事業所、病院、学校、保健所)の学外実習があり、その後、実習内容や単位数など幾多の変遷?を経て、現在は給食管理学校外実習という科目名で1単位(本学は2週間:給食施設)となりました。このことからも、栄養士の主たる業務が、栄養指導業務から給食管理業務へとシフトしてきたことがうかがえます。

さて、このように栄養士の活躍の場となる給食施設ですが、ここにはスチーム・コンベクション・オーブンという、温度と時間の管理(TT管理といい、衛生管理の基本は温度と時間の管理です)が正確にできる加熱調理機器があります。略して、スチコンと呼んでおり、給食施設の"すぐれもの"です。

その名の通り、スチーム(蒸す)、コンベクション(蒸し焼き、炒める、煮る)、オーブン(焼く)の機能があるため、ほとんどの料理がこの機器でこなせます。今や、給食施設だけでなく、ホテルや旅館の厨房、レストランなど外食産業の施設でも多く使われています。

そこで、昨年6、本学において実施した"スチコンセミナー"の様子を交えながら、スチコンの素晴らしさを紹介しましょう。

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  最新式のスチコン(上段)          真空包装器        東京から来られた多田講師  

  下段はブラストチラー(急速冷却機)

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   炊き込みご飯の仕込み             これが、出来上がり

 *ホテルパンに材料を入れ、スチコンの温度と時間を設定すれば...はい!出来上がり

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   つくね焼き            シリシリ(沖縄料理)        茶碗蒸し

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肉じゃがの材料と調味料を真空パックにし、そのまま加熱する真空調理oisiisisyoku.JPG aisatu.JPG

  思わず笑顔になる試食タイム      学生代表がお礼のあいさつ

このセミナーは、中国電力㈱様のご協力により、機器の搬入、講師招聘、調理補助やサーブ係の派遣等、全てにわたりご手配いただき、他ではなかなか体験できないとても充実した内容になりました。学生は、最新機器を使った専門家による実演を学ぶという、大変貴重な体験をさせていただきました。(その節は、ありがとうございました。)

栄養士は、給食の計画(献立計画含む)をし、これに基づく大量調理作業(包丁技術や調理の段取り等)、さらにスチコンのセミナーは、中国電力㈱様のご協力により、機器の搬入、講師招聘、調理補助やサーブ係の派遣等、全てにわたりご手配いただき、他ではなかなか体験できないとても充実した内容になりました。学生は、最新機器を使った専門家による実演を学ぶという、大変貴重な体験をさせていただきました。(その節は、ありがとうございました。)

 

栄養士は、給食の計画(献立計画含む)をし、これに基づく大量調理作業(包丁技術や調理の段取り等)、さらにスチコンを始め専用機器の扱い方も習得しなければならないので、なかなか...大変なのです。

スチコンの便利さに慣れてしまうと、家庭の調理でも使いたくなるほどです。(しかし、車一台分に匹敵する価格ですから、やはり、業務用の機器ですね。)

この、給食施設の"すぐれもの"に早く接してほしいことから、今夏(7月)、本学オープンキャンパスの体験授業"あなたにもできる!大量調理"と題し、スチコンを使った調理実演と試食を行ないました。参加した高校生は、その簡単な調理操作と出来上がった料理のおいしさにビックリ! していました。

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ごはん、鶏肉の唐揚げ風、炒めビーフン、ゆで卵と温野菜のサラダ、果物

  *ごはん以外はスチコンを使用 

 

最後に、どのような機器を用いても、"給食の目的"529日のブログ参照)に沿った食事の提供が基本になります。

コメント(14)

コメントありがとうございます。
スチコンに、なかなかお詳しいのですね。
茹でると栄養成分などが水に流出しますが、スチームだと栄養成分を逃さず、素材のおいしさが引き立ちます。特に、野菜の場合は甘さ強く感じますね。

機械化も、いいものですよ。しかし、作業工程の中では機械化できるものとできないものがあります。味付けや盛り付けは、やはり人の感覚や感性が問われるところですから、人間の出番です。
また、栄養価計算や帳簿整理も機械化(パソコン使用)にし、みごとに労力の軽減がされます。そのように考えると、使い方次第ですね。

スチーム、コンベクションそしてオーブンとすぐれ
モノですね。

特にスチーム機能は栄養素が流出しにくく、食材の
持つ風味を保てると聞きます、いいですね。

手作りが一番というより、普通だと思っている私たちの世代は機械化という言葉に抵抗があるのですが、調理の条件を科学的に解明して…というところに納得しました。
新しく正確な知識は、私たちの生活の様々なところで役立てることができるのですね。

コメントありがとうございます。
そうですか、スチコンを見られたことがあるのですね。
さて、本学の就職状況ですが、食物栄養学科の前年度卒業生は約70%が給食施設の栄養士・調理員として就きました。これは、例年同じような傾向です。
やはり、栄養士免許をいかした活躍の場は、給食施設ということになりますね。

本格的な研修ですね。企業の協力もあってこういった研修が受けられるのは学生さんにとってはとても幸せなことですね。工場でスチコンを見学することはありましたが、実際に使ってみたことがないので、いまいちその便利さはわかりませんが、先生に自宅で欲しいと言わせるほど便利なんですね。実際、学生さんの中で給食関連の仕事に就かれる方はどのくらいの割合いらっしゃるんでしょうか?

コメントありがとうございます。
ベテランさんの技術や勘に頼るところが大きい調理の世界ですが(もちろん、これも大切なものと認識したうえで)、調理条件の温度や湿度、時間などが科学的に解明され、それらが実現できる機械が開発されてきました。特に、大量調理においては作業の単純化や標準化(誰でも同じように作ることができる)が求められますので、機械の導入は必至です。しかし、大型機器は高額になりますので、採算がとれるよう経営面での管理が必要となりますね。

スチコンという調理用の機器があることを初めて知りました。
色々なところで機械化は進んでいるものなんですね。
私たち世代は、新しい機械の使い方が理解できるのか、使いこなせるのかが、不安になります。
しかし、使うことができたら、さぞ便利なんでしょうね。

コメントありがとうございます。
そうですね、ブラストチラーは急速冷却機ですから、熱いものを冷ます時など重宝します。
スチコンもブラストチラーも、家庭ではなかなか手が出せない金額の機器です。

コメントありがとうございます。
我が家にスチコンがあれば、大喜びです。ただし、車と同じくらいの価格なので、そこが難点です。
スチコンでレシピ通りに作れば、いつでも、誰でもおいしい料理が作れます。

コメントありがとうございます。
そうです、めちゃくちゃ便利なスチコンです。しかし、1台200万円以上のものなので、なかなか手に入れるのは困難です。家庭では、電子レンジを上手く利用(駆使)すると、便利だと思います。
料理は経験からくるコツやカンが必要です。誰でも同じように作ることができる点も、スチコンの良いところです。

やはりプロの使う道具は
違いがありますねー。
「スチコン」も優れモノですが
いろいろ調べたらレシピに出ていた
「ブラストチラー」は
共働きや時間の無い人に
ぜひほしい道具ですね。

スチコンのような器具が家庭にあったら便利でしょうね。
肉じゃがも簡単そうでいいですね!

スチコン・・・

めちゃくちゃ便利ですね。。

家庭用に改良されたら、、調理する人は増えますが、、
料理ができる人は確実に減りますね(笑)

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