ブログを書くなんて
・・・思っていませんでした!これが本音です。
昨日やっと学会の発表をひとつ終わらせましたので書くことに初めてトライしてみようと思います。
「ねこまんま」
私が子供の頃、食事があまり進まないと母がよく「ねこまんま」でごはんを食べさせてくれました。母のねこまんまは、温かいごはんにバターを1かけとおかかに醤油という組み合わせでした。
母のねこまんまには、私になんとかごはんを食べさせたいという「おもい」がこもっていたように思います。その思いは私(つまりはこども!)に伝わり、ごはんたべよう!という気持ちを起こさせていたように思います。
今、病院で日々いろいろな方の栄養管理に携わっています。その中で、入院をしなければならない子供たちへの栄養ケアを実施していると、この「おもいが伝わる」ことを実感します。はじめは医療者へ対する遠慮かなとも思いましたが、どうもそれだけではないようです。
症状が少し重い時には、子ども自身やご家族から「食べたい」ものを聞いて個別に対応することもありますが、すこし症状が軽くなって「食事内容」が問題となってくる頃には、食事療法として本人の意図とは反した食事を提供しなければならないこともあります。
そんなときは、食べることの大切さをあきらめずに伝えると同時に、食事内容に工夫もする・・・こども自身にもがんばって食べる努力をしてもらうけれど、提供する私たちもできる範囲で工夫する!
「あなたが元気になってほしいから食べてほしいの!どうすればお口に入れてくれるかな?」ということを言葉でなく、日々の食事の工夫やベッドサイドでの何気ない対応から、伝わっているように思います。大人では、うまくゆかないことが多いのですが、子どもは嫌いなほうれん草が食べれるようになったり、お魚が食べれるようになったり・・・
これまで食べれなかったり嫌いだったりしたものが、食べれるようになることは子ども自身もうれしいと感じています。一緒に少しオーバーかなと思う位に一緒に喜びます(本当に私はうれしいのです!)
「おもい」なんてEBNがない栄養ケアかもしれませんが、年齢に関わらず「良くなっていただきたい」という気持ちは伝わっています。
ただし・・・その気持ちが伝わるためには、臨床に携わるプロの管理栄養士としてはEBNに基づいた栄養学的知識や食品知識、調理学的知識などをしっかり持っていることが重要だと思っています。
「ねこまんま」ということで・・・いまさらですが子供の食事として適切か?という単純な思いにかられて栄養量算出してみました!
ねこまんま・・・ご飯100g バター7g おかか1g 醤油2g
パン・・・食パン8枚切1枚 ジャム5g バター5g
ねこまんまは 225kcalでたんぱく質3.5g 脂質6.0g 炭水化物37g PFC=6:24:66
パンは 169kcalでたんぱく質4.2g 脂質6.0g 炭水化物24g PFC=10:32:57
いーじゃない!こどもの食事バランスとしてはなかなかのものです。
ねこまんま!ふりかけごはんやパンっていうような食事と見た目は同じようなものだけど、栄養的の視点からは捨てたものじゃない。わが母に改めて感謝しましょう(母にこの栄養量のevidenceはなかったと確信してますが・・・)
もっと肩から力を抜いて 栄養のこと 食事のこと 一緒に考えてみたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします

