もう10月も半ばを過ぎたというのに・・・今日は25℃以上の気温。どうなってしまったのでしょう?

久しぶりの休暇の昨日は、一日中ハリーポッターの映画を見続け、かえって疲れてしまいました。

ここ1、2カ月は、病院の機能評価受審のための書類作りに追われ、かえりはいつも11時過ぎ。

昨日、今日とゆっくり寝て、自分のために時間を使うことができ(WOW WOWを見て食事を作って掃除と洗濯しただけですが・・・)、明日からまたがんばるぞ~と思っています。お休みって大切ですね。

 

145.JPG小児関連の学会で盛岡に行ってきました。当院の若い管理栄養士さんと早起きして、地元の朝市に行ってきました。

大きな大きなシイタケと黒い実は山ブドウです、そして山栗のゆでたもの。荷物になると思いつつ、買って帰りました。山ブドウは皮ごとジャムにして、シイタケは丸ごと焼いて!山栗は小粒ですが味がとても濃厚でした。「秋」ですね!

 

糖尿病の血糖コントロールの食事はここ数年でかわってきていますね。エネルギーを糖質中心にとっていた昔の食事と、ハンバーグや焼肉といった脂肪とタンパク質の摂取量が増えた最近の食事の変化も大きな要因と思いますが、何よりも食事療法に臨床的な根拠が生まれてきたことが、大きな要因でしょう。

今日は、具体的な食事の取り方について、カーボカウントやGIの考え方を交えてにお話したいと思います。

2)-② 血糖値を上昇させないための食事の工夫

糖質が血糖をおもに上昇させる栄養素であることは、前回のプログでお話しました。

ぶとう糖の鎖が長いでんぷん(多糖類)を含むご飯やパンと、ブドウ糖と果糖が2つだけつながった(2糖類)の砂糖では、血糖へ与える影響が異なる!

糖尿病の患者さんは、インスリンの分泌不全もしくは作用不全から、ブドウ糖(糖質)を摂取すると血糖値が上昇するわけですから、いつもある程度一定量の糖質を摂取して、自分の血糖上昇の状況を判断することが実は最も重要です。そのためには自分の血糖値の動きを知ることが重要です。その中で、糖質10g(1g)摂取するとどのくらい血糖値が上昇するか、知ってゆくことがカーボカウントの基本となります。

血糖値の測定が望ましいのですが、それはちょっと・・・という場合は

糖質摂取量をできるだけ少量ずつ頻回にすることをお勧めします。ご飯約30gは糖質10gを含んでいます。コンビニのおにぎりひとつはご飯約120gですから、糖質は40g含むことになります。一食あたりの糖質摂取量としては過不足がない量です。糖質10gで血糖値は10~30mg/dl程度を上昇させるので、インスリンが分泌が十分でないと、血糖値はおにぎりひとつで食べる前に比べて40~120mg/dl上昇させることになります。おにぎりひとつで血糖値が上昇してしまう人は、2時間ごとにおにぎり半分ずつ食べるという方法です。急激な上昇は少なくとも抑えられます。もちろん、おにぎりのほかにおかずとして、「卵ひとつ程度のタンパク質と野菜を150g程度」食べることが必要です。でも現実として、食事量を半分ずつ6回に分けて食事するのは・・・難しく現実的ではないですよね。

そこで、一緒に摂取するものを工夫して血糖値の上昇をゆっくりさせましょう。

GIという考え方があることを御存じの方も多いようですね!GIは時間の経過とともに血糖値が上昇する数値をグラフ化してそのグラフで描かれる面積が広いものをGIが高い、面積が低いものをGIが低いと分類する方法です。砂糖は実はGIがご飯やパンに比べて高くありません。面積で比較しているので、摂取後急激に上昇させるけれど、そのあと急激に降下するので、ご飯やパンに比べてGIが低いのですね。

下図の下の線が砂糖では15分後に200mg/dl以上を超え、30分後には100mg/dlまで低下すると考えてください。

GIのみで異なる食品を洗濯して、血糖値をコントロールしようとするのはRiskyです。(「砂糖はGIが低いからご飯より血糖値を上昇させない」わけではありません。)

                                   血糖曲線しかし、同じ、ご飯でも酢飯やチャーハン、麦飯は白飯に比べてGIが低くなります。これは、「酸」「脂肪」「タンパク質」「食物繊維」の影響のためです。

同じような食品であれば、できるだけGIが低い食品を選んだり、GIを低くする食べ方をすることをお勧めします。GIを低くすることは、上記の「卵ひとつと野菜を一緒に」につながってゆきます。

 

具体的には

朝食 食パン8枚切①+バター5g(ジャムではありません)

    野菜サラダ100g  ヨーグルト100(又は牛乳150ml)

昼食 えび天そば(かき揚げ×) できればお浸しなど湯で野菜 生の果物(野菜ジュース×)

15時 クッキー2枚 

19時 ご飯100g 肉や魚のおかず 野菜200g

これで1400~1600kcal位でしょうか 糖質量は約140gです。

 

⋆朝ご飯であれば、パンに比べてタンパク質が少ないので、卵や納豆を1品プラスしてください

⋆昼のかき揚げ×の理由は小麦粉をたくさん使用しているからです。小麦粉は糖質です。同じようにフライも注意が必要です。糖尿病の方は、コロッケひとつよりはとんかつ半分のほうが血糖を上昇させにくいはずです。とんかつはもちろんひれ肉のほうが、エネルギーも抑えられ、糖質代謝に必要なビタミンも摂取も可能です!

⋆野菜ジュースはトマトやニンジンがベースのものが多く、最近は果物が混ざったものも多いようです。野菜を食べているつもりで、とても吸収が早い状態で野菜に含まれる糖質を一気にとってしまうことになることもあります。生の果物は一緒に繊維もとることになるので、ジュースよりは血糖上昇降下が低いと考えてられます。量はリンゴであれば小さいもの半分くらいが目安量です。

⋆就寝前3時間(この3時間については目安の時間と考えてください)以降は、食べ物を原則として摂取しない。ただしインスリンを注射している方で、早朝血糖が低い方は、牛乳150mlやチーズ20g程度の摂取をむしろお勧めします。 

ちょっと長くなってしまいました。血糖コントロールは本当に個別の評価によって食べ方や、食品の摂取の仕方が異なります。もちろん!体重が多いか少ないかは重要です。

まとめますと

①糖質の摂取量は 毎食ほぼ一定量にする。そしてその量を糖質量として把握しておく

②同じ食品であれば、GIが低くなるような食べ方を工夫する

ということでしょうか   ご自愛ください

カーボカウント1.pdf 

カーボカウント2.pdf 

GI一覧.pdf 

今日は涼しい夜となりました。昨日までの暑さはどこへ行ってしまったのでしょうか?今日は病院の糖尿病チームでの納涼会でした。その席で、このブログの話題が出ていた後に、娘からまたこのブログについてメールがあり・・・書くぞぉと気合を入れて書いています

糖尿病と診断されたら

2)医師から食事療法と運動療法で糖尿病をコントロールしましょう!といわれて・・・体重は標準体重!特に大食いでもないし・・・早食いでもない!でも血糖値はコントロール悪い・・・

その時こそ食事の内容の確認をまずしてみましょう!

①血糖値を上昇させるのは「ブドウ糖=グルコース」です!

 糖尿病と診断されたら、甘いものは食べたらいけない!ということはきっと皆さん知っていらっしゃると思います。なぜ甘いものはいけないのでしょうか?

おまんじゅうやケーキの甘さは、もちろん「砂糖」を使っているからですね。砂糖は、化学的にはブドウ糖と果糖がくっついた二糖類に分類されます。

同じように、ご飯やパン、麺なども控える方が多いと思いますが、これらは化学的にはブドウ糖だけがたくさんたくさんつながった多糖類に分類されます。

もうおわかりの方もいらっしゃると思いますが、2つしかつながっていない二糖類の砂糖は、たった一か所だけ切ってしまえば、簡単にブドウ糖と果糖に分解されて、吸収されてゆきます。

 けれども、ブドウ糖がたくさんつながったご飯やパンなどは、たくさんの鎖を切らなければならないので、吸収するまでに砂糖よりも少し時間がかかります。切れた分から吸収されてゆきますから、ゆっくり時間をかけて、ブドウ糖の吸収が起こってゆきます。                                 

P4260142.JPG

つまり砂糖は血糖値を急速に上げますが、すぐに低下するという特徴があります。逆に、ご飯やパンは少し時間をかけてじっくり上昇させて、食後1時間から2時間かけてじっく血糖値を上昇させます。そして、砂糖やご飯の食べた量が、血糖値の上がる量(血糖値)や血糖が上がっている時間に大きく影響します。

でもでも・・・糖尿病でなければどんなにたくさんの砂糖をとってもご飯を山盛り食べても、血糖値は一定値以上上昇することはありません。その時、体の中で頑張ってお仕事しているのが「インスリン」というホルモンです。

写真は、南三陸町の避難所に医療団の一員として参加した際の食事です。ご飯・ジャガイモの煮物、うどんサラダ、ジャムサンドでした。わたくしたちが駐留した避難所は、非難された方々が皆さんで調理されておりましたので、温かい食事を私たちまで配ってくださいました。水道が復旧していませんでしたが、非常に衛生にも留意されていました。何よりも本当においしかったです!

糖尿病の方には、ご飯・イモ・うどん・パンといったでんぷん食品のみの食事は、エネルギーが高くなくても(そんなにたくさん食べていなくても・・・)血糖値を上昇させる結果となります。

そうです!! エネルギーばかりにとらわれて、おにぎりやそばといった食事はかえって血糖値を上昇させることがあるわけです。

ではではご飯・いも・パン・うどんといった食事を糖尿病の方はどのように食べれば、血糖値の上昇を少しでも抑えることができるのか・・・ これは次回に つれづれなるままに書いてゆきたいと思います。

皆様 くれぐれもご自愛ください

 

すっかり寒くなってきました。寒がりの私はストーブをたき、家族の布団をプラスしてすっかり冬支度です。

私の勤務先は総合病院ですので少し食事療法についてお話してみようと思っています。周りに糖尿病の方はいらっしゃらないでしょうか?糖尿病患者は240万人と言われ入院患者の16%は糖尿病患者さんであると報告されています。

実は日本人をはじめとしたアジアの民族は糖尿病に罹患しやすい民族といわれています。欧米人に比べて体重がそれほど多くなくても糖尿病にかかってしまいやすいのです。両親や祖父母など家族に糖尿病の方がいらしたら、要注意です。太っているからと言って必ずしも糖尿病になるとは限りませんが、少なくとも太っているということが糖尿病発症のひとつの理由とはなるようです。

日々糖尿病と診断された方と多く接している立場から、少しずつ糖尿病について書いてみたいと思います。

 糖尿病と診断されたら

1) 医師から「食事療法と運動療法から始めてみましょう」といわれた場合・・・多分肥満とまではいいかないまでも、標準体重以上の体重となっているはず。体重を標準体重まで戻しましょう!

食事療法と運動療法で糖尿病をコントロールする! 

  • 体重が標準域に入っているか 理想体重の求め方(BMI:Body Mass Index)はご存じの方も多いと思いますが、BMI=体重(kg)÷(身長(m )×身長(m))で計算します。理想体重はこの数字が22kg/㎡ですが、アメリカの糖尿学会では東洋人はこの数値を21kg/㎡としています。 たとえば、身長が172cmの人の理想体重は1.72×1.72×21=62kgが理想体重となります。
  • 標準体重はBMI19~25という範囲がありますので、その範囲に入っていれば問題はないはずですが、糖尿病と診断されたら理想体重に近付けましょう。理想体重以下でかつ標準体重枠に入っている方は現状維持を基本とします。
  • どのくらい減量することが必要かということが分かったら、まず自分の食事について問題はないか考えてみましょう。案外、この食事上の問題点だけを変えるだけで、体重が減少し始めます。

 食事の問題点

1 .早食いはないか・・・ゆっくりよく噛んでは基本!

 早食いの弊害は、「食事をした」という意識が希薄となり、エネルギーは必要量摂取しているにも関わらず、食事の満足感がないために時間があると何か口に入れるという食行動を起こしやすい。「かむ」という行為は次に続く消化吸収に対しての信号となり、順調な消化吸収を誘う。食事時間は少なくとも2030分はかけることが必要。

2.夕食の時間は9時前?

 就寝前3時間に食事を終了させること。仕事などで遅くなってしまった8ら、野菜料理+乳製品で夕食を終わらせます。その次の朝食は主食を必ず加えます(ご飯の目安量:体重×3*)

3.毎食野菜をとっているか

 野菜はエネルギーも少なく、食物繊維多いことから過剰な食事摂取を抑制して排便の調子を整え不要なものを素早く体外へ排泄する効果があります。現代人の食行動の典型は焼き肉とご飯に代表されるたんぱく質と糖質の組み合わせです。また、ごちそう=肉や魚料理という概念はありませんか?

 

ここまでで問題なかった場合には、具体的に食事内容を確認してゆき、食事内容の問題点を見つけてゆきます!食事内容の細かいことももちろん問題ですが、食習慣の問題は見逃すことができないうえに案外問題をもっている人は多いのです。

また、続きは次回に・・・ ご意見いただけるととてもとてもうれしいです

 

  暑かった夏が過ぎ去り・・・すっかり涼しくなってきてしまいました。

さまざまな締め切りに追われてひーふー言っているうちに夏が過ぎて行ったしまいました。同居しているはずなのに月に2~3回程度しか顔を合わせることがない娘に「たまにはブログの更新しろぉ~」とメールが来てあわてて書いています!

先日 学会で高松に行ってまいりました。いつも学会直前になってあわてて宿泊先を予約するのですが、以前四国で開催される学会に出席する時に泊まるホテルがなくなってしまい、鍵のかからないビジネスホテルで一睡もできないことを経験して結構トラウマになっておりましたが、今回のホテルはお値段もお手頃でとてもとてもHAPPYでした。お部屋にマッサージチェアがついていて(二晩ともこの椅子の上で爆睡していました)、朝食はお部屋まで運んでくれるというビジネスホテルでした!お部屋もきれいで、朝食感激して思わず写真とってしまいました。

PA100100.JPGのサムネール画像内容はすべて日替わりで、パンはベーシックなパンと少し甘いパン(チョコクロワッサン等)の組み合わせですべてのパンが温めてある!スープは日替わりでちょうどよい塩梅!フルーツたっぷり入ったヨーグルト、サラダ、コーヒーの組み合わせです。女性好みかもしれませんが、ヴォリューム的には男性にも問題ない量のように思いました。

温めてあるパンや日替わりのサラダ、スープのサービス、前日にコーヒーと紅茶の希望や提供時間をきいてくれる というサービスは本当に相手の状態が日々変化することを配慮された心憎いサービスでした。

これらのサービスは私のニーズにぴったんこ!だったので大満足という評価をしたのだと思いますが、朝ご飯とみそ汁とい方には「何だ!この飯は」と思われてしまうかも知れませんね!

この辺りが、病院での食事提供の難しさにつながっていると思います。入院患者さんからは様々な評価をいただくかも知れませんが、入院患者さんのニーズを把握するということは、病院で食事を提供する管理栄養士にとってそれほど簡単なことではありませんね!でも患者さんの声に耳を常に耳を傾けて、食のプロとして真摯に考えてゆくことが重要であると改めて思いました。

 

 

ブログを読んでくださった皆様 ありがとうございます。そしてコメントくださった方!ありがとうございました。本当はお返事をするとのこと!昨日娘から聞いてびっくり。コメントくださった方、ごめんなさ~い

ところで、先日岡山で開催された糖尿病学会にいってきました。いつも学会申込が直前となってしまい、今回もホテルも飛行機もとれず・・・27日の夜行バスに倉敷一泊の強行軍となってしまいました。28日の夜遅くに宿舎にたどり着きましたが、すぐにそのまま寝てしまって・・・翌朝そそくさと会場へと思いましたが、あまりにも素敵な倉敷の町並みに「この街並みを素通りするなんてもったいない!命の洗濯!」と思いそぞろ歩きしました。

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