先日、放牧肉用牛に関する自由討論会@滋賀某所に参加してきました。
畜産の専門家の方々や、地元農家の方、行政OB、コンサルタントなどなど
多彩な顔ぶれで、放牧肉用牛の普及に関して前向きな話し合いです。

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話し合いのもたれた某所は、素晴らしい古民家。
べんがらの色が美しく、また周りの風景も素晴らしく、うっとり。

私は畜産に関してど素人なので、消費者目線で参加したのですが、
ご専門の方々の意見が本当に勉強になりました。

放牧肉用牛に関しては、放牧のメリットというのが大いにあるので、
素人目線だと、「だったら今すぐやれば良いじゃない?」と思うのですが、
なかなかそうはいかない事情もあるようです。

まず、どこかで誰かがやって(でも周りの方の理解を得た上で協調しつつ)、
成功事例が作れてしまえば広まるのでしょうが、
じゃあ、どこで?誰がやるのか?
という最初の一歩を踏み出すのはそれほど簡単な話では無いよう。

従来の畜産農家の方や近隣の住人の方との和を保ちつつ、
みんなに利益が出る形で進めるにはどうしたら良いか、
各専門家の方が意見を出し合って話し合いは終了しました。

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こんなところに、のびのびと草を食む牛がいる光景が当たり前になれば良いのに、
と思うのだけど、まだ少し時間がかかりそう。

現行畜産農業で利益を出している方の利益を守り、
更に放牧肉用牛でも効果を出し、住民の方にも理解を得る。

どこか歯車がひとつ上手く噛み合えば、
良く回っていくのでしょうが、その噛み合わせを見つけるブレイクスルーがどこにあるのか?

お話の中でひとつ、とても悲しい気持ちになったのは、
畜産をしていると近隣の方から臭いなどの苦情が来るというお話。
もともとの近隣住人の方ではなく、新住民の方から苦情があることが多いようで、
それで廃業などを余儀なくされる場合もあるとか。

私たちが生きて行くためには、どこかでみんなが少しずつ折り合い、
譲り合って暮らしていくことが必要。

特に食べ物を作っている農家の方々は、
私たちの命を支える大切な仕事をしているのだから、
もっと思いやりや理解、尊敬をもって、大切にしないと、
いつか私たち自身が取り返しの付かない事態に陥るのではないかと危惧しています。

放牧肉用牛実現に向けて、
私も何かお手伝いしたいという思いを強めて、今回の討論会は終わりました。

一保堂茶舗さんでのお茶のセミナー、
玉露や煎茶の後は、お抹茶のお話と愉しみ方。

お話の中で意外だったのは、
お茶は近代文明によってより美味しく進化しているというお話。

例えば抹茶は、一定の速度で挽くことが美味しさの上で大切なことですが、
この点人より機械の方がずっと優秀なので、機械がお茶の味を向上させたそう。

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お抹茶と一緒にいただいたお菓子は、月餅屋直正さんのわらび餅。
中のこし餡がさらりとしていて大好きなわらび餅です。
横に添えてあるのは、お茶の新芽。

そして、ここからが目からうろこのお茶の愉しみ方です♪

もっと気楽に軽やかにお茶を愉しんで欲しいという、
一保堂さんの提案される現代的なお茶のいただき方。

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なんと、片口で数人前のお茶を点てて、それをデミタスで楽しむという方法。

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見た目も美しいし、短時間で淹れられるし、茶殻も出ないと良いことづくし。
ミルクを足して抹茶ラテもおすすめとのことでした。
抹茶ラテにする際のお抹茶は、少し苦味が勝ったタイプのお抹茶が合うそうです。

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合わせていただいたお菓子は、末富さんのどこかモダンな麩焼煎餅。
マカロンなどの洋菓子にもすごく合いそう。

そして、茶筅の曲直しにマイユの空壷を利用というアイディアも!

お茶というと、つい敷居高く堅苦しく考えてしまいがちですが、
こうして気軽にどんどん普段の生活に取り入れたいですね。

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この日の最後にいただいたのは京番茶(炒番茶)。
一保堂さんでも裏?商品として、京都本店をはじめ、
いくつかの店舗で扱っているそうです。

一保堂さんの炒番茶は、燻し香のが控え目で、
炒番茶初心者の私にもとても飲みやすく、夏に冷やして飲んでも良さそう。

何度伺っても新しい発見があり、お茶の愉しみ方を教えていただける
とても楽しみなお茶教室です。今から次回の開催が楽しみ。

一保堂さんではお茶教室を不定期開催されています。
是非機会があったら参加してみてください。
セミナーのお知らせは下記の公式サイトに掲載されています。

一保堂茶舗のサイト

アール・ド・ヴィーヴルの会主催の、
京都一保堂茶舗でのセミナー、「春の香りを愉しむ会」に行って来ました。
もう5回目くらいになるセミナーですが、毎回新しい発見があり、
とても楽しみにしている会です。

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大きな葉の模型を使って、お茶のよりのほどけ方を説明してくださったり、
分かりやすく楽しく、お茶について教えていただけます。

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このお茶会のもうひとつ楽しみは、
京都の美味しいものをいろいろ教えていただけるところ。
この日はお昼をはさんだ時間帯だったので、
お茶のお話の前に下鴨いち満さんのお弁当をいただきました。

見た目は小さなお弁当なのですが、
さまざまなおかずがピッチリ詰まっています。
お寿司屋さんのお弁当なのですが、
お寿司が本当に美味しいく、特にごはんの結び具合がほどよく、
是非お店に伺ってみたいと思いました。

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お敷には、一保堂の若女将さんの手による季節の絵が。
こういうおもてなし、素敵で心に沁みます。
(一枚一枚全部少しずつ違うんですよ)

お椀は季節の筍とワカメ。お椀も美しい。

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お弁当の仕切には本物の笹。
京都のお弁当はニセモノでなく、本物の葉を仕切に使っているところが多いように思います。
ちょっとしたことなのだけれど、ニセモノが入っているのと、
本物が入っているのでは印象が全然違うし、
丁寧なお仕事ぶりに、よりお弁当が美味しく感じられます。

お弁当に合わせるお茶は花粉茶(粉茶)。
熱々のお湯であっという間に淹れられて、
味も香りもさっぱりとしていてお食事の邪魔をしないので、
日常の食事向きのお茶です。
一保堂さんの粉茶は、粉茶でも充分に旨味があってさすが。

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一保堂さんの地下に流れる地下水でお口直し。
お食事の後は、まず玉露と煎茶についてのお話。

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氷出し玉露。
お茶の旨味はテアニンというアミノ酸ですが、
高級な玉露は、お茶と言うより本当にお出汁のような味。

この旨味は、茶の葉を育てる際の肥料に比例するそう。
土づくりなど、お茶農家の方はかなり気を配っていらっしゃるのようです。

一保堂さんの本店には嘉木という喫茶室があるのですが、
京都に遊びに来たお友達をここにご案内して、
天下一という一番上等の玉露をいただくのが私の京都案内の定番です。
京都に遊びにいらした際には是非、素晴らしいこちらの玉露を味わってみてください。
おすすめです。

右は大きさもちょうど良く、蓋もピタッリしまる一保堂さんの常滑急須。
私も近いうちに手に入れる予定。公式HPから通販も出来るようです。

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玉露の葉、折角なので出涸らしをいただいてみました。
旨味が強く、このままでも充分美味しい。
長芋の短冊と和えたら美味しいそう、
お好み焼きの生地に入れても良さそう、
酢の物にしても合いそう、などなど、
お料理のアイディアがどんどん沸いてくる味です。

そしてこの後は、お抹茶とお菓子の時間です。

つづく。



先日滋賀県で行われた、鹿肉料理試食会に行って来ました。

滋賀は今、ニホンジカが増えすぎてしまって、
農作物や林業の被害が酷く、また生態系への影響もあり困っています。

ニホンジカが増えてしまった背景には、
オオカミの絶滅や、休耕田の増加、
狩猟者の減少や、中山間地域の人圧の低下、
暖冬による雪の減少などなど、さまざまな要因があるようです。

昔、昭和30年代以前くらいまでは、
それこそ牛も農家にいたので、
山と畑の間の雑草を牛が食べてしまって見晴らしが良かった。
また、人も食物を探したり、小枝を拾ったり、
炭焼きをしたりと、山に入っていっていたので、
山の裾野は視界が良く、鹿は畑までは下りてこなかったそう
(畑に行くまでに見晴らしが良いので、人に見つかってしまうのが怖いから)。

ところが今は、山との間の耕作放棄地が荒れていて、
山にも人が入らないとなると、
畑まで人に見つからず安全に鹿が下りてこられるため、
畑の食物を食べることが容易になっているそうです。

現在の滋賀県のニホンジカの年間捕獲数は4000頭程度ですが、
8500頭(メスは4600頭以上)捕獲しないと、
適正生息数にならないとのこと。

そこで、鹿の捕獲を盛んにするためにも、
捕獲した鹿をただ廃棄するのではなく有効利用するためにも、
「鹿の美味しさを知ってもらおう!」ということで、
滋賀県は鹿肉試食会を精力的に行っています。

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この日は、滋賀県のフレンチレストラン、オペラのオーナーシェフ、
澤井氏より、鹿肉を美味しく食べるための、
仕留め方や、調理法などのお話がありました。

鹿肉、フランス料理ではジビエ料理として人気がありますよね。
私はスウェーデンに暮らしていたのですが、
スウェーデンでは大きなスーパーや市場には、
鹿肉が売られていて親しまれていました。

日本でもメニューにあればお願いするのだけど、
確かに日本だとお料理屋さん以外では見かけないですよね。

もっと簡単に手に入れば良いのに、と思いますが、
仕留めて、捌いて、それを衛生や法規に従って小売りに流通させるとなると、
なかなかハードルが高く難しいようです。
今のところ個人が手に入れる方法としては、
猟友会に連絡して、譲っていただくのが良いよう。
私も近くチャレンジしてみようと思います。

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お話のあとは、試食会です。

メニューは、
パテ、しゃぶしゃぶ、レバーペースト、モモの赤ワイン煮、
しぐれ煮、青椒肉絲、心臓の薫製、ハンバーガー、レバーの薫製、
くず肉のしぐれ、鹿肉マヨ、ふりかけ、CoCo壱番屋のカレー、
と盛りだくさん!

たたき、ハンバーガー、レバーと心臓の薫製が、
とりわけ美味しかったです。

鹿肉は、牛や豚に比べて高たんぱく低カロリーで鉄分を多く含み、
脂質にはDHAを含むなど、栄養価が優れている点も良いですよね。

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CoCo壱番屋の鹿カレーは、滋賀県の何店舗かで試験的に発売されるようですよ。
鹿肉はさっぱりしているので、このカレーもあっさり系。


美味しく鹿肉をいただくために、
とても重要なことは、仕留め方と捌き方。

先日、奈良で鹿肉を売ろうとボウガンで鹿を撃つという事件があり、
お腹に矢が刺さった鹿の写真がニュースに流れていましたが、
あの仕留め方はもっての他!(もちろん奈良の鹿を撃つこと自体もっての他ですが)。

絶対に内臓は撃たないことが基本で、
内臓を撃ってしまった鹿肉は、とても食べられる味ではないそう。

こめかみ1発で仕留めて、
30分以内に血抜きと内臓摘出、冷却まで行わないと、
美味しいお肉にならないそうです。

そんな神業出来るのー?と思ったのですが、
ベテランの猟師さんにかかればあっという間だそうです。

鹿肉の美味しさが広く知られて、
鹿を撃つことで利益が出るようになれば、
猟をする人も増えて、鹿害も減るでしょう。

消費者にとっても日本の山で育った、
栄養価も優れた美味しい肉が手に入るのは嬉しいこと。

上手く両者間がやりとり出来る仕組みが作られると良いなと、期待しています。



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