栄養健康の栄養素の働き(脂質の補足)

いつも私のブログに立ち寄り頂いて有難うございます。
さて皆さん油に興味頂いたようですので、もう少し豆知識的な正確な情報をお話しさせて頂きます。
前回は少しはしょった部分もございましたので。
脂質の役目は主に以下です。
・活動のエネルギー源
・細胞膜の材料
・ホルモンの材料
・胆汁の材料
・皮膚の潤い成分
・体のクッションや保温
特に脂質が不足すると血管がもろくなります。ただ現代で脂質が不足どころか、摂取過多で特にバターや肉、そして植物油の摂りすぎでの脂質異常症や動脈硬化というような生活習慣病の方が問題ですので、これらの摂り過ぎには注意です。

次に油の酸化についてです。
正確にお話しするとオメガ9系は②の中では一番酸化されにくい分子構造ですが、オリーブ油としては酸化され易いのです。なぜでしょう?
以下脂肪酸名称です。皆さんも聞いたことのあるのではと思います。
① 飽和脂肪酸⇒アラキドン酸 例)肉・バター
② 不飽和脂肪酸
I. オメガ3系⇒αリノレン酸 例)DHA・EPA、しそ油、エゴマ油
II. オメガ6系⇒リノール酸 例)コーン油、ひまわり油、サフラワー油、菜種油
III. オメガ9系⇒オレイン酸 例)オリーブ油、キャノーラ油

オリーブ油は実はⅢ自体は②中では一番酸化されにくい分子構造的をしてます。酸化され易い順はⅠ>Ⅱ>Ⅲとなります。分子構造的にⅠが不安定な状態なためです。
ではなぜオリーブ油は酸化され易いのか?
これは各油に含まれるビタミンEが酸化を防ぎますが、Ⅱはこれを比較的多く含むのに対し、オリーブ油はあまり含まれていないためです。
もちろん酸化は空気に触れることや加熱により起こりますのでどちらにしても新鮮なうちが良いということになります。
更に追加の豆知識ですが、電子レンジで油を温めると酸化され易いと言われてます。スーパーなどで買ったお弁当の揚げ物などはすでに新鮮ではない上に、レンジを使うことで酸化が大きく増す可能性があるということは知っておくと良いかもしれません。やはり揚げ物も揚げたてが良いですね。
そこで前向きの予防策としては、新鮮なモノを摂取することを心掛けるのもそうですが、一方でビタミンE、ビタミンCなど酸化物を減らす(還元)を積極的に摂取することも対策として有効となります。

次に油(脂肪酸)の生理活性の働きです。
実は以下にあるよう正確にはⅡもAの生理活性にⅡの摂取量の50%分寄与します。そして残りの50%はBに寄与します。
A(Ⅱ、Ⅰ)
血圧を下げる
血液をサラサラにする
免疫反応を鈍感にする(アレルギー反応をやわらげる)

B(①、Ⅱ)
血圧を上げる
血液を固まりやすくるす
免疫反応を敏感にする(アレルギー反応を強くする)

またⅠはオレイン酸としてエゴマ油を魚の替わりに摂取するとAとなるのでは?
結果から申し上げると残念ながら難しいです。
Aの生理活性には、オレイン酸がEPA・DHAに代謝(変化)体内で変化される必要がありますが日本人は体質的に不得意のようにて、やはりダイレクトに摂取できる魚油が適しているということになります。

最後に脂質の摂取バランスです。
Ⅰ:Ⅱ=1:1~4:1が目安となっております。現実的に定量化するのは難しいかもしれませんが、現代の食生活はⅠ:Ⅱ=20:1~10:1となってますのでやはり肉から魚の割合を増やすこと、油ものを減らすことがお勧めとなるでしょうか。。。

世の中でメタボ対策として油の摂り過ぎ注意とありますが、実際はこのようなことを理解しておくとより効果的に健康への第一歩となるのではないでしょうか。
特に人間細胞の塊ですので細胞膜の材料ということは実はとても大切な栄養素なのです。ただしバランスがとても重要です。
あとは普段の食にどのくらいの量で何の油が含まれているかは時々意識してネットで調べてみると良いかもしれません。

今回も脂質のお話しで一杯になってしまいました。とても奥が深いです。
本日はここまで。
次回はまた栄養素の働きについてお話しさせて頂きます。
有難うございます。

コメント(21)

スーパーで天ぷらを買ってきてうどんにのせて食べます。
電子レンジで温めてしまうと酸化がすすんでいるんですね。
しょっきんぐ!

こんにちは。

オリーブオイルが酸化されやすかったのはビタミンEの含有量が原因だったのですね。
格安な大容量の油を購入してしまいがちですが、長い目で見ると酸化されにくい適量の油を購入したほうが良いのかもしれませんね。

なんだか脂質マスターになれた気がします。

油=太る!!
というイメージがとても強く
油に対しては抵抗がすごくあります。
しかし、油はただとるのではなく
量や油の質などを理解しとることで
体にとってプラスになるんですね。

やっぱり揚げ物のお惣菜は
控えなきゃいけないみたいですね。
オリーブオイルも
他の油よりは良いけども・・・
どっちにしても油はアブラなのですね。

一概に脂質といっても種類によっていろりろなんですね。
質のよい脂質を取るように知識を身につけたいと思います。

さきほどタイムリーにTVであぶら好きの人達を「アブラー」
と名付け、豚ばら肉やから揚げ、ラー油などの料理を紹介していました。
夕食前で美味しそう・・・とうらやましがっていた後の鷲頭さんのブログ。
先ほど美味しそうに食べていた方達の体、大丈夫なのでしょうかと心配してしまいました。
もちろん今まで気にせず食べていた自分もですけれど・・。Σ( ̄ロ ̄lll)

一度読んだだけでは難しい!!
でも、何度も何度も読み返してみると、本当に勉強になります。
電子レンジで油を温めると酸化され易いと言うのには、驚きです。
めったに揚げ物を自宅で作らないので、お弁当の時はから揚げがあると買ってしまいがち・・から揚げだけは・・レンジ前に取り出して、冷たいままで我慢すべきかな^^;

脂質=太る というイメージが強かったのですが、
「血圧を下げる」
「血液をサラサラにする」などの働きもあると知り
とても勉強になりました。

他の栄養素についてもぜひ教えてください!
次回も楽しみにしています。

脂質の役目大変参考になりました。
脂質は、なくても摂りすぎでも注意すること

今の世の中 油を使っていない調理品を見つけるのは結構大変なものですね。
スーパーのお弁当も炒め物や揚げ物ばかりですし、大量に調理されているのでいつ作られているのかわかりません。外食も同じことですね。
自炊に勝るものは無し、ということでしょうか?

今オーガニック系のお店が流行っていますね。シンプルに味付けされた料理はとても美味しくて感動しました。濃い味付けの物ばかり食べていると舌も鈍るので、美味しく戴くためにも普段から何をどれくらい食べるか考えないといけませんね。

いつも、詳しくご紹介いただけるので勉強になります。

やっぱり惣菜の揚げ物を買って温めなおすのは、身体には良くないのですね。

上手に手を抜きながらも、食生活の見直しが必要ですね。

昔は揚げ物大好きでしたが、

ここ最近は自宅では揚げ物食べなくなりました。。

ランチ時でも、、できるだけ揚げ物を避けています。

知識が増えると、、食事の仕方も変わってくるので

参考にさせて頂きます。

電子レンジでスーパーの弁当をを温める食事は学生時代よくやってしまっていましたね。

最近は随分自炊するようになりましたが気をつけたいです。

私はコロッケが大好きで、スーパーで購入すると、必ず電子レンジでカラッとさせてから食べます。
市販の揚げ物や外食店の揚げ物は、同じ油を何回も使っているので、さらに体に悪そうですね。

油の場合は量より質なんですね。
さんまに大根おろしとかぼすは理想的な組み合わせに思えます。

電子レンジは便利なんですけどそんな弊害が・・・
何とか酸化が起こらないようにする方法は無いですかねぇ。

電子レンジの話は大変参考になりました!
酸化…意識していこうと思います。
基本、揚げ物料理は手づくりがいいですね。

脂質の摂取バランスは今まであまり考えたことなかったです。

血液がドロドロよりはさらさらの方がいいに決まっているので、油を摂取する時は今まで以上に気をつけたいと思います。

やはり、揚げたてが一番美味しいです。しかしながらいつも揚げたてとは行きません、これからはその様な時にはビタミンE・Cを多く摂ることに留意します。

脂質のお話大変参考になりました。電子レンジで揚げ物をチンしていた自分を叱りたい気分です。

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